韓国グルメツアー完全ガイド|ソウル・釜山・慶州の「食べ歩き天国」を巡る旅

グルメ
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韓国を旅するようになって、もう10年が過ぎました。きっかけは、友人に誘われて訪れたソウルの明洞(ミョンドン)
初めて食べた屋台のトッポギの甘辛い香りが、今でも忘れられません。
その瞬間、私は「旅の思い出は、景色より“味”で残るんだと気づいたのです。それからというもの、私は年に数回、韓国各地を訪れています。
ソウルでは行列のできるカフェやローカル市場を、
釜山では港町ならではの新鮮な海鮮料理を、
そして慶州では歴史ある韓屋(ハノッ)でゆっくりといただく韓定食を味わってきました。雑誌やテレビの取材で数多くの食文化に触れてきましたが、
結局いつも心に残るのは、観光地の名店ではなく、
“ふと立ち寄った小さな食堂”で出会う人の温かさと一皿の深い味わいです。このブログでは、そんな私の体験をもとに、
ソウル・釜山・慶州の三都市を巡る「食べ歩き天国」韓国グルメツアーを、
読者の皆さんと一緒に旅するようにご紹介していきます。初めて韓国を訪れる方も、もう何度も通っている方も、
「次はどんな味に出会えるだろう」とワクワクしていただけるように──。旅と食をこよなく愛する一人の女性として、
そして200軒以上の韓国グルメを取材してきた専門家として、
心を込めてご案内します。

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  1. 📖 この記事の目次
  2. 🍢 ソウル編|トレンドと伝統が共存するグルメシティ
    1. 🌆 明洞(ミョンドン)|屋台グルメとスイーツの楽園
    2. 🏙 江南(カンナム)|洗練された“美食ストリート”
    3. 🏮 仁寺洞(インサドン)|伝統と癒しのグルメエリア
    4. 📝 美咲のオーダー&会話メモ(ソウルで使える韓国語)
    5. 🌟 美咲ポイント
  3. 🐙 釜山編|市場と海が生む“旨味の都”
    1. 🐟 ジャガルチ市場|海の幸を“今この瞬間”で味わう
    2. 🍯 南浦洞&国際市場|ご当地スイーツと屋台の底力
    3. 🍲 西面(ソミョン)デジクッパ通り|“豚骨×米”のやさしさに溺れる
    4. 🌊 海雲台&広安里|波音と一緒に食べる“海のテーブル”
    5. ⏱ ミニモデルコース(半日プラン)
    6. 📝 美咲のオーダー&会話メモ(そのまま使える韓国語)
    7. 🌟 美咲ポイント(釜山)
  4. 🍵 慶州編|歴史と静けさの中で味わう“古都グルメ”
    1. 🏠 韓屋(ハノッ)でいただく韓定食|一皿ずつ物語が続く
    2. 🌿 慶州名物・サムパプ通り|包む楽しさは正義
    3. 🥮 皇南パン&伝統菓子|手土産の幸福は温かいうちに
    4. ☕️ 皇理団通り(ファンニダンギル)|韓屋カフェで“余白の時間”
    5. 🌙 夜のご褒美|月映う橋と宵の韓食
    6. ⏱ ミニモデルコース(半日〜ゆる1日)
    7. 📝 美咲のオーダー&会話メモ(慶州で使える韓国語)
    8. 🌟 美咲ポイント(慶州)
  5. 🚶‍♀️ 韓国食べ歩きツアーの楽しみ方とモデルコース
    1. 🌅 朝:市場でスタート
    2. 🌞 昼:街歩きランチタイム
    3. 🌙 夜:屋台と夜景のマリアージュ
  6. 🕵️‍♀️ 通が選ぶ!韓国グルメ穴場エリア3選
    1. 📍 麻浦(マポ)|煙の香りが旅のスパイスに変わる街
    2. 📍 清州(チョンジュ)|発酵が生きる街で、ゆっくりと味わう幸福
    3. 📍 慶州郊外|古都の余韻とカフェの香りに包まれて
    4. 🌟 美咲ポイント(穴場編)
  7. 💖 旅を終えて ─ 食がつなぐ“韓国という物語”
    1. 🧾 情報ソース

📖 この記事の目次

  1. 🍢 ソウル編|トレンドと伝統が共存するグルメシティ
  2. 🐙 釜山編|市場と海が生む“旨味の都”
  3. 🍵 慶州編|歴史と静けさの中で味わう“古都グルメ”

※クリックで各地域のグルメ情報へジャンプします。

🍢 ソウル編|トレンドと伝統が共存するグルメシティ

ソウルは、まさにグルメの宝庫です。
何度訪れても、新しい味、新しい香り、新しい出会いがある街。
私は毎回、胃袋と心がときめく旅をしています。

🌆 明洞(ミョンドン)|屋台グルメとスイーツの楽園

ソウル初心者にまずおすすめしたいのが明洞の屋台通り
夕方になると、通りいっぱいに香ばしい匂いが広がって、まるで“食のテーマパーク”です。

私が必ず食べるのは、トッポギ(떡볶이)
もちもちのお餅に甘辛いコチュジャンソースが絡んで、ひと口食べるたびに「これぞ韓国!」と感じます。
そして、トッポギの隣にある屋台のホットク(호떡)は外カリッ・中とろ〜り。
シナモンと黒砂糖の香りが口いっぱいに広がって、寒い夜のご褒美スイーツです。

最近の明洞では、チーズハットグクロッフルなどSNS映えスイーツも大人気。
揚げたてのチーズがとろけ出す瞬間を撮影するのが、旅行女子の定番になっています。

💬 美咲の感想:「観光地ど真ん中なのに、味が本格的!地元の学生も通う屋台が狙い目です。」


🏙 江南(カンナム)|洗練された“美食ストリート”

昼の明洞が屋台の香りなら、夜の江南はまるで“グルメのランウェイ”。
ここではおしゃれで上品な韓国料理を味わうことができます。

私のお気に入りは、地元の人に教えてもらったモクサル(豚の首肉)専門店
炭火で焼いたお肉をエゴマの葉で包み、特製のサムジャンを少し。
ジュワッとあふれる肉汁と香ばしい香りに、思わず「これが本場の味か…!」と唸ってしまいました。

他にも、江南には韓国風イタリアンモダン韓食レストランが並び、
デートや女子会にもぴったり。
一皿ごとにアートのような美しさがあり、まさに“食べるエンタメ”という感じです。

💬 美咲の感想:「江南は夜が本番!おしゃれをして、韓国ワインと一緒にゆっくり食事を楽しんで。」


🏮 仁寺洞(インサドン)|伝統と癒しのグルメエリア

そして私が一番心を落ち着ける場所、それが仁寺洞(インサドン)です。
石畳の道を歩いていると、昔ながらの茶屋やギャラリーが静かに佇んでいて、まるで時間が止まったよう。

特におすすめなのが、築100年以上の韓屋を改装した茶屋で飲むオミジャ茶(五味子茶)
ピンク色のハーブティーのような味わいで、甘み・酸味・渋みがバランスよく調和。
旅の疲れをやさしく包み込んでくれる、そんな癒しの一杯です。

小腹がすいたら、伝統菓子「薬菓(ヤックァ)」もぜひ。
ほんのり甘く、ゴマとハチミツの香りがふわっと広がります。
仁寺洞の茶屋は静かなので、ひとり旅でも安心して過ごせる空間です。

📝 美咲のオーダー&会話メモ(ソウルで使える韓国語)

  • 맛있어요!
    マシッソヨ!
    👉 「おいしいです!」
  • 추천해 주세요.
    チュチョネ ジュセヨ
    👉 「おすすめを教えてください」
  • 계산서 주세요.
    ケサンソ ジュセヨ
    👉 「お会計お願いします」

💬 美咲の感想:「ここは“心を休ませる場所”。慌ただしい旅の途中で、深呼吸したくなったら仁寺洞へ。」


🌟 美咲ポイント

  • 明洞の夜は屋台スイーツで締める!
  • 江南はランチより夜が本番(予約必須)
  • 仁寺洞では静かな茶屋でゆっくり過ごして

🐙 釜山編|市場と海が生む“旨味の都”

釜山に来ると、まず海の匂いに胸が高鳴ります。
波音と一緒に漂ってくるのは、焼いた貝の香り、煮立つスープの湯気、そして市場の活気。
私はこの街で、海の力強さと人の温かさが詰まった“旨味の連続パンチ”を食べ歩きます。


🐟 ジャガルチ市場|海の幸を“今この瞬間”で味わう

釜山最大の魚市場ジャガルチ市場は、海鮮好きの聖地。
活きのいい魚介が並ぶ1階で好みの魚や貝を選び、2階の食堂で調理してもらうのが定番です。

  • 刺身(회/フェ)盛り合わせ白身魚を中心に、歯ごたえと旨味のキレ。コチュジャン+酢味噌でキリッと。
  • 海鮮チゲ(매운탕/メウンタン)魚のアラから出る濃厚出汁に、唐辛子の深い辛さ。体が内側から温まります。
  • 貝焼き(조개구이/チョゲグイ)ホタテやハマグリにバター醤油、最後にチーズを落とすと幸せが完成します。

💬 美咲の感想:「“いまここで獲れた”を食べる高揚感。海の音をBGMに、箸が止まりません。」


🍯 南浦洞&国際市場|ご当地スイーツと屋台の底力

市場の合間にぜひ食べたいのが、釜山名物“シアッホットク(씨앗호떡)”
揚げたての生地に黒糖シロップ、ぎっしり入ったひまわりの種やナッツがザクザク!
噛むほどに香ばしくて、私はいつも「もう一個!」と並び直してしまいます。

  • おでん(어묵)昆布だしが優しく、寒い日はカップだしをゴクゴク。
  • ビビム春雨甘辛タレ×香味野菜で、屋台とは思えない奥行き。
  • トッカルビ串肉汁じゅわっ、タレの照りがフォトジェニック。

💬 美咲の感想:「南浦洞は“食の遊園地”。甘い→しょっぱい→甘いの無限ループにご注意。」


🍲 西面(ソミョン)デジクッパ通り|“豚骨×米”のやさしさに溺れる

釜山のソウルフードといえばデジクッパ(돼지국밥)
白濁スープにごはんをドボン、そこへ塩・コショウ・エゴマ粉、アミの塩辛(새우젓)を少し。
仕上げに刻みニラと青唐辛子を散らすと、味がぐっと立ち上がります。

一口目は優しく、二口目からは旨味の層が深くなる……
私はこのスープを「釜山の人情の味」と呼んでいます。

  • トッピング遊びモツ入り(내장/ネジャン)を追加すると香りが豊かに。
  • 小皿の楽しみにんにく・キムチ・ニラ和えを少しずつスープに溶かして“自分の味”を作るのが通。

💬 美咲の感想:「朝ごはんにも、〆にも最高。胃袋がふっと落ち着く“帰ってくる味”です。」


🌊 海雲台&広安里|波音と一緒に食べる“海のテーブル”

ビーチ沿いは、夜がドラマチック。
ライトアップされた広安大橋を眺めながら、屋台テント(ポジャンマチャ)で一杯やるのが私の定番です。

  • 海鮮カルグクス(해물칼국수)あさり出汁が主役。麺をすすると海風が香る気がします。
  • 海鮮チヂミ(해물파전)外カリッ中モチ。マッコリと相性抜群、幸せすぎるコンビ。
  • 貝バーベキューテーブルの網で焼きながら、バター&チーズで“追いコク”。

💬 美咲の感想:「波のリズムに合わせてグラスを傾ける時間は、釜山でしか味わえないご褒美。」


⏱ ミニモデルコース(半日プラン)

  1. 午後:ジャガルチ市場で刺身→メウンタン。
  2. 夕方:南浦洞でシアッホットク&おでんを食べ歩き。
  3. 夜:広安里の屋台テントで海鮮チヂミとマッコリ、夜景で締め。

📝 美咲のオーダー&会話メモ(そのまま使える韓国語)

  • 국밥 하나 주세요.
    クッパ ハナ ジュセヨ
    👉 「クッパを一つください」
  • 덜 맵게 해 주세요.
    トル メッケ ヘ ジュセヨ
    👉 「辛さ控えめでお願いします」
  • 포장 돼요?
    ポジャン テェヨ?
    👉 「テイクアウトできますか?」

🌟 美咲ポイント(釜山)

  • 海鮮は“選ぶ→その場で調理”がいちばん美味しい。
  • デジクッパはアミの塩辛で味変して、最後まで飽きない。
  • 夜は広安里or海雲台で風にあたりながらチヂミ&マッコリ

🍵 慶州編|歴史と静けさの中で味わう“古都グルメ”

慶州に着くと、街の空気がすっと静まって、鼻先に麦茶みたいな穀物の香りがふわり。
ここでは派手さよりも“余韻”を食べる感覚になります。瓦屋根の影、土壁の色、器の温度──すべてがごちそう。


🏠 韓屋(ハノッ)でいただく韓定食|一皿ずつ物語が続く

私が慶州でまず向かうのは、庭の見える韓屋レストランの韓定食(한정식)
小鉢(パンチャン)がテーブルいっぱいに並び、季節野菜のナムル、煮物、蒸し物、チヂミ、チゲ……
一皿ごとに塩味・酸味・辛味の“三拍子のリズム”が組み立てられていて、食べ進めるほど静かに高揚していきます。

  • 必食:蓮根のきんぴら風、慶州産のきのこ炒め、淡い味わいの豆腐チゲ
  • 食べ方:白ごはんにナムルとキムチを少量ずつのせ、ひと口ずつ味の設計図を変えて楽しむのが通

💬 美咲の感想:「音量小さめのごちそう。噛むほどに、食材の声が聞こえてきます。」


🌿 慶州名物・サムパプ通り|包む楽しさは正義

慶州の代名詞の一つがサムパプ(쌈밥)
サンチュやエゴマ、季節の葉に、ごはんとおかずをのせてくるり。
味噌ダレ(サムジャン)やエゴマ粉で香りを立ち上げると、葉っぱが主役のフルコースに早変わりします。

  • 推しの組み合わせ:青唐辛子少し+焼き魚ほぐし+味噌→キレのある旨味
  • 軽め派:山菜ナムルだけで包むと、体がすっと軽くなる感じに

💬 美咲の感想:「“包む”は正義。口の中で完成する小さなアートです。」


🥮 皇南パン&伝統菓子|手土産の幸福は温かいうちに

慶州スイーツといえば皇南パン(ファンナムパン)
薄皮の中に上品な餡が入り、焼き立ては香ばしさが別次元。
私はいつも1個食べて、3個持ち帰るつもりが結局その場で2個追加します(笑)。

  • 食べ方TIP:温かいうちに半分に割り、湯気と香りをまず一口吸い込む
  • お茶:ほうじ茶系の麦茶(ポリチャ)双和茶と相性◎

☕️ 皇理団通り(ファンニダンギル)|韓屋カフェで“余白の時間”

近年人気のカフェストリート皇理団通りには、韓屋リノベのカフェが点在。
黒ごまラテ、五味子エイド、きなこクロッフルなど、“静かに映える”スイーツが得意です。
土壁の陰影を眺めながらカップを置く音まで楽しむ──そんな贅沢がここにはあります。

💬 美咲の感想:「写真を撮る前に一呼吸。音と香りも持ち帰りたいから。」


🌙 夜のご褒美|月映う橋と宵の韓食

夕暮れどきは月精橋(ウォルジョンギョ)東宮と月池(旧・雁鴨池)のライトアップへ
観賞後は近くの食堂で軽い韓定食や温かいスープを。
夜の慶州は、味も会話も自然と静かめ。心のポケットにそっとしまえる余韻が残ります。


⏱ ミニモデルコース(半日〜ゆる1日)

  1. 昼:韓屋で韓定食ランチ(小鉢のバランスを楽しむ)
  2. 午後:皇理団通りで韓屋カフェはしご(五味子エイドor黒ごまラテ)
  3. 夕方:サムパプ通りで“包む晩ごはん”
  4. 夜:月精橋 or 東宮と月池の夜景でクールダウン

📝 美咲のオーダー&会話メモ(慶州で使える韓国語)

  • 쌈 더 주세요.
    サム ト ジュセヨ
    👉 「包む葉をもう少しください」
  • 따뜻한 거 있어요?
    タットゥタン ゴ イッソヨ?
    👉 「温かいものはありますか?」
  • 포장 가능해요?
    ポジャン カヌンヘヨ?
    👉 「テイクアウトできますか?」

🌟 美咲ポイント(慶州)

  • 韓定食は“薄味×品数”が魅力。小鉢を主役に。
  • サムパプは葉の香りを楽しむ日。エゴマ粉でコク足し。
  • 皇南パンは焼き立て最優先。お茶は麦茶系と合わせて甘さを引き立てる。
  • 夜景鑑賞の後は温かいスープで一日の余韻を閉じる

🚶‍♀️ 韓国食べ歩きツアーの楽しみ方とモデルコース

韓国の一日は、まるでコース料理みたいに味のリズムがあるんです。
私が提案するモデルコースを参考に、思いっきり“味の旅”を楽しんでください!

🌅 朝:市場でスタート

広蔵市場(クァンジャンシジャン)で食べるキンパやマンドゥは、目が覚めるような美味しさ。
アジュンマが焼いてくれるホットクの甘い香りに包まれると、一日のエネルギーが満タンになります。

🌞 昼:街歩きランチタイム

釜山では「デジクッパ」、慶州では「サムパプ」
現地の人と肩を並べて食べると、言葉が通じなくても笑顔が通じるんです。

🌙 夜:屋台と夜景のマリアージュ

ソウルの東大門や弘大ではチーズトッポギ、釜山の海沿いではライトアップされた屋台がロマンチック。
食べ歩きの夜は、まさに“韓国の魔法時間”です。

🌟 美咲のアドバイス

  • 「完食」より「体験」を意識すると旅が何倍も楽しくなる
  • Googleマップより“アジュンマのおすすめ”を信じてみて
  • 「맛있어요(マシッソヨ=おいしい)」だけは必ず覚えて♡

🕵️‍♀️ 通が選ぶ!韓国グルメ穴場エリア3選

旅の回数を重ねるたびに、「次はどこ行こう?」とワクワクしませんか?
私もそうです。
メジャーどころは制覇したけれど、まだ“リアルな韓国”を味わいたい──そんなときにおすすめしたいのが、地元の人が通う穴場グルメエリア

そこには、観光ガイドには載っていない「生活の味」や「人の温度」が詰まっています。
旅慣れた人ほどハマる、“ディープ韓国の入り口”をご案内します!


📍 麻浦(マポ)|煙の香りが旅のスパイスに変わる街

ソウル中心部から地下鉄でたった15分。
でも一歩降り立った瞬間、空気が変わります。
焼肉の香りが漂う路地に足を踏み入れた途端、もう食欲のスイッチがON。

麻浦は通称“肉の聖地”
炭火の上でジュウジュウと焼かれるモクサル(豚の首肉)を見ているだけで、もう幸福度が上がっていくのを感じます。
私は初めて食べたとき、あまりの香ばしさと弾力に「これが本当の韓国焼肉か!」と衝撃を受けました。

付け合わせのキムチやサンチュも地元仕様でちょっとパンチ強め。
そこにエゴマの葉を加えて包むと、味がグッと立ち上がるんです。
ここはまさに、“焼肉が文化”であることを肌で感じられる場所です。

💬 美咲の感想:「煙の香りすらおいしい。焼肉を食べる=地元の人と笑い合う時間でした。」


📍 清州(チョンジュ)|発酵が生きる街で、ゆっくりと味わう幸福

ソウルからKTXで約1時間半。
清州は、派手な観光地ではないけれど、“食の素顔”を知るには最高の街です。

特に感動したのが、地元の定食屋で食べたキムチ
酸味がキュッと効いていて、深い旨味と香りが鼻に抜ける。
「これ、スーパーのとは全然違う…!」と、思わず声が出ました。
発酵文化が根付くこの街では、キムチもチゲも“生きている味”なんです。

お店のアジュンマが「これは昨日のキムチ、これは三日前の」と教えてくれて、
同じ料理でも日数で味が変わる面白さに驚きました。
食べながら自然と地元の人と笑顔が交わる──そんな瞬間が、この街のいちばんの魅力です。

💬 美咲の感想:「清州のキムチは“時間の味”。静かな住宅街にこそ、深い旨味が息づいています。」


📍 慶州郊外|古都の余韻とカフェの香りに包まれて

慶州の中心地から少し離れると、石垣と稲穂の間にかわいらしいカフェが点在しています。
実は今、慶州は“韓屋リノベカフェブーム”の真っ最中!

私が訪れたカフェは、築80年の韓屋を改装したお店。
古い梁の下でいただく黒ごまラテは、香ばしくてまろやかで、まるで“飲む和菓子”。
窓の外ではスズメが鳴き、風が土壁をなでていく──
その静けさに、旅の疲れがふっと溶けていくのを感じました。

他にも、きなこクロッフル五味子エイドなど、“静かに映える”スイーツが充実。
ここは慶州という街の“やさしい側面”を感じられる場所。
まさに、自分と向き合う時間をプレゼントしてくれる癒しの空間です。

💬 美咲の感想:「古い木の香りとラテの湯気。慶州郊外は、心をリセットするための隠れ家です。」


🌟 美咲ポイント(穴場編)

  • 麻浦では地元の焼肉屋へ。炭火の香りが最高のスパイス。
  • 清州では“熟成キムチ”を食べ比べて、発酵の奥深さを実感。
  • 慶州郊外では韓屋カフェで静かな時間を。黒ごまラテはマスト

💬 美咲のひとこと:「観光地じゃない場所にこそ、心を動かす味がある。」


💖 旅を終えて ─ 食がつなぐ“韓国という物語”

毎回、韓国を離れる飛行機の中で思うんです。あの市場の笑顔、屋台の湯気、そして「おいしい?」と聞いてくれた人の優しさ。

グルメツアーって、ただ食べる旅じゃなくて、“人の温度に触れる旅”なんですよね。

私にとって韓国は、食べるほどに人が好きになる国。
また帰ってきたいと思える“味の記憶”が、いつも心に残っています。

次はあなたの番です。ソウルでも、釜山でも、慶州でも──
「おいしい!」の一言が、きっとあなたの旅を変えます。

“一皿のグルメが、人生の新しいページを開くかもしれません。”


🧾 情報ソース

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