笑って泣いて癒される——人生を変える韓国コメディドラマ15選【Netflix・U-NEXT】

俳優
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最近、「笑いながら泣けるドラマ」、観てますか?
私ね、正直に言うと——疲れた夜にリモコンを手にして、気づけば韓国コメディドラマを再生しているんです。
そしていつも、思うんです。「ああ、やっぱりこの国のドラマって“生きる力”そのものだな」って。

私はこれまで20年以上、3,000話以上の韓国ドラマを観てきました。現地の撮影現場にも何度も足を運び、脚本家や俳優の言葉を直接聞いてきた——だからこそ断言できます。
韓国の“笑い”には、人生を照らすような熱がある。

例えば、『哲仁王后』のタイムスリップドタバタ劇。最初はコメディなのに、ラストには涙が止まらなかった。
『椿の花咲く頃』では、町の人々の笑顔に何度も胸をぎゅっと掴まれた
そして『ヴィンチェンツォ』では、笑いと復讐が共存するという“痛快の極み”を味わいました。

笑いながら泣けるって、実はとても高度な表現です。脚本の緩急、俳優の間の取り方、社会風刺のさじ加減——そのすべてが絶妙に噛み合わないと、“心が動く笑い”にはならない。
でも韓国のクリエイターたちは、それを見事にやってのける。まるで人生そのものを舞台にして、「人間って、こんなに不器用で、愛おしいんだよ」と語りかけてくるんです。

この記事では、そんな“感情のジェットコースター”みたいな韓国コメディを、私の偏愛とプロの目線、そして現場で感じたリアルなエピソードを交えて紹介します。
笑って、泣いて、心がほどけていく——そんな瞬間を、あなたにも体験してほしい。

今、ちょっと心が重たい人こそ、読んでほしい。韓国コメディドラマは、ただの娯楽じゃない。
人生をもう一度、明るく照らしてくれる“希望の物語”なんです。

AZUL BY MOUSSY
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  1. 第1章:韓国コメディドラマが愛される理由
  2. 第2章:2025年最新!笑って泣ける韓国コメディドラマ15選
    1. 1. 哲仁王后(チョルインワンフ)|笑いも涙も豪華すぎる時代劇コメディ!
    2. 2. ヴィンチェンツォ|悪を笑い飛ばす痛快ブラックコメディ
    3. 3. 椿の花咲く頃|笑いと涙が優しく寄り添う、人生のヒューマンコメディ
    4. 4. ウ・ヨンウ弁護士は天才肌|笑顔の中に社会を映す、優しさの知的コメディ
    5. 5. まぶしくて|時間と記憶をめぐる、涙のヒューマン・コメディ
    6. 6. キム秘書はいったい、なぜ?|完璧すぎる上司と部下の恋に笑う、最強ラブコメ
    7. 7. 愛の不時着|運命のいたずらに泣いて笑う、世界が恋したロマンティック・コメディ
    8. 8. ウラチャチャ My Love|ドタバタなのに心がほぐれる、青春ホームコメディ
    9. 9. ミセン-未生-|笑いと涙で働く現実を描く、共感度100%のオフィスドラマ
    10. 10. 応答せよ1988|笑って泣ける青春と家族の時間、永遠に色あせないホームコメディ
    11. 11. マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜|笑いと静かな涙で心を包むヒューマン・コメディ
    12. 12. トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜|笑いと涙、そして永遠を描くファンタジー・ロマンコメディ
    13. 13. 検事プリンセス|キラキラ女子が正義を学ぶ、痛快お仕事コメディ
    14. 14. 賢い医師生活|笑いと涙と音楽が紡ぐ、人生のやさしい物語
    15. 15. Tastefully Yours(당신의 맛)|“愛の味”は一瞬じゃなく、じんわり沁みる大人のロマンティック・コメディ
  3. エピローグ:笑って泣いて、私たちは今日も生きていく
  4. 配信サービス別・視聴リンクまとめ【2025年最新版】

第1章:韓国コメディドラマが愛される理由

韓国のコメディドラマが、なぜこんなにも世界中で愛されているのか。
その理由を、私は「笑いの中に“真実”があるから」だと思っています。

韓国の笑いは、決して“軽い”ものではありません。
どんなにドタバタしても、その裏には必ず人間の痛み・愛・矛盾が描かれている。
それが、ただのギャグでは終わらない“心が動く笑い”を生み出しているのです。

——「笑いは、涙のすぐ隣にある」
この言葉ほど、韓国コメディを表すものはないかもしれません。

たとえば『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
法廷を舞台にした知的コメディでありながら、社会の偏見や多様性への問いを優しく投げかけてきます。
笑っているうちに、いつの間にか自分の中の価値観を見つめ直している——そんな経験をした人も多いはず。

また、『まぶしくて』『愛の不時着』のように、
人生の切なさや現実の不条理を“笑い”のフィルターで包み込む作品も多い。
これは韓国ドラマの脚本家たちが持つ、「痛みをユーモアで昇華させる力」の表れです。

実際、私はソウルの撮影現場で脚本家の方にこう言われたことがあります。
「私たちは、笑わせたいんじゃなくて“救いたい”んです。」
——その言葉を聞いた瞬間、私は鳥肌が立ちました。
笑いの裏側にある“優しさ”こそが、韓国コメディの本質なのだと。

さらに、演出面でも韓国コメディは非常に巧みです。
テンポの良い編集、絶妙な間(ま)、そして役者の表情演技
まるでリズムのある音楽のように、観ているこちらの感情が揺さぶられる。
その「リズム×感情」の融合が、何度も観返したくなる中毒性を生んでいるのです。

だからこそ、韓国コメディドラマは“ただの娯楽”では終わりません。
それは、笑いを通して人生を映す鏡であり、私たちの心をそっと抱きしめてくれる芸術なのです。

次章では、そんな魅力を体現した「笑って泣ける韓国コメディドラマ」15作品を、私のおすすめ順にご紹介します。
ひとつひとつの物語に込められた“笑いの奥の感情”を、一緒に感じてみましょう。

第2章:2025年最新!笑って泣ける韓国コメディドラマ15選

さぁ、ここからが本番です!
この記事では、私・佐藤美咲が心の底から「面白い!」と叫びたくなった韓国コメディドラマを、15作品にギュッと厳選しました。
笑って、泣いて、そして「生きるっていいな」と思える――そんな名作ばかりです。

私はライターとして取材を重ねる中で、俳優さんたちや脚本家の方々から何度も聞いてきました。
「コメディは、人生を笑い飛ばす勇気をくれるジャンルなんです」と。
だからこそ、ここに紹介するドラマはどれも“笑い”の奥に深いメッセージを秘めています。
2025年の最新トレンドを押さえつつ、配信サービス別に観やすい作品をピックアップしましたので、あなたの「次に観る一本」をここで見つけてくださいね。


1. 哲仁王后(チョルインワンフ)|笑いも涙も豪華すぎる時代劇コメディ!

配信:Netflix・U-NEXT
主演:シン・ヘソン、キム・ジョンヒョン
ジャンル:時代劇コメディ・ファンタジー

最初に紹介したいのは、私が2020年当時に観て、まさに“笑いの沼”に落ちた一作。
『哲仁王后(チョルインワンフ)』は、現代の男性シェフが朝鮮王朝の王妃に魂ごと入れ替わるという、とんでもない設定から始まります。

もうね、最初の5分でツッコミどころ満載(笑)。
でも、ただのドタバタ劇では終わらないんです。
笑いの裏には「権力と性の不均衡」「女性の生きづらさ」という社会的テーマがしっかり息づいている。
そこに韓国ドラマらしいドラマティックな演出が重なって、気づけば笑いながら涙がこぼれていました。

主演のシン・ヘソンさんの演技は、まさに“神がかり”
男性の魂が宿った王妃という難役を、コミカルに、でも繊細に演じ切っています。
特に王様(キム・ジョンヒョン)との掛け合いは最高で、まるで漫才のようなテンポ感!
思わず画面に向かって「もっとやれ!」と応援したくなりました(笑)。

“笑いながら、社会を語る”
このバランス感覚こそ、韓国コメディの真骨頂。

実は、私がソウルの撮影現場を訪れたとき、スタッフの方が教えてくれた裏話があります。
シン・ヘソンさんは撮影の合間も役に入りっぱなしで、
「男言葉で監督にコーヒーを頼んでいた」なんてエピソードも(笑)。
そんな“現場の熱”が、そのままドラマの勢いに繋がっているんですよね。

最終回を見終えたとき、私は画面の前で小さく拍手していました。
笑って泣いて、そして“王妃”として生き抜いた彼女に、心の底から敬意を感じたんです。
時代劇に苦手意識がある人も、この作品だけはぜひ一度観てほしい。
あなたの中の「笑いの基準」が、きっとひとつ変わります。


2. ヴィンチェンツォ|悪を笑い飛ばす痛快ブラックコメディ

配信:Netflix
主演:ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン
ジャンル:ブラックコメディ・クライム・サスペンス

「正義なんて、笑わせるな。」
——そんな挑発的なセリフから始まるのが、『ヴィンチェンツォ』
マフィアの顧問弁護士が韓国に帰国し、腐敗した財閥と戦うという、まさに“闇のヒーロー”物語です。

私が初めてこの作品を観たとき、「こんなスタイリッシュな笑い方があったのか!」と衝撃を受けました。
重厚なサスペンスの中に、シュールなユーモアが見事にブレンドされているんです。
血が流れる場面すら、どこか洒落ていて美しい。
それは、「笑い=浄化」という韓国ドラマの真骨頂を、極限まで突き詰めた演出だと感じました。

そして何よりも、ソン・ジュンギ。彼が演じるヴィンチェンツォ・カサノは、もはや“悪の芸術品”。
冷酷なのに優しい、無表情なのにセクシー。
そのアンバランスさがたまらなく魅力的で、気づけば彼の一挙手一投足から目が離せなくなります。

チョン・ヨビンとのコンビも最高です。
正義感の強い女性弁護士と、闇の世界で生きてきた男。
正反対なのに、なぜか息がピッタリ合う。
二人が並ぶだけで画面に「化学反応」が起きていて、観ているこちらまでニヤニヤが止まりません(笑)。

「笑いながら悪を裁く」——これこそが『ヴィンチェンツォ』のカタルシス。
人間の闇を笑い飛ばすとき、そこに本当の希望が生まれる。

撮影当時、監督がインタビューでこんなことを話していました。
「この作品は、正義のヒーローではなく“笑える悪党”の物語なんです。」
その言葉を聞いた瞬間、私はハッとしました。
——そう、この作品の魅力は、“正義”を描くことではなく、人間の滑稽さをユーモラスに暴くことなんです。

最終回を見終えたあと、私はしばらく余韻が抜けませんでした。
笑いと暴力、理不尽と愛。
そのすべてを絶妙なバランスでまとめあげた『ヴィンチェンツォ』は、間違いなく韓国コメディ史に残る傑作です。

「笑いながらスカッとしたい」「でも深みも欲しい」——そんな方に、全力でおすすめしたい一本です。


3. 椿の花咲く頃|笑いと涙が優しく寄り添う、人生のヒューマンコメディ

配信:Netflix
主演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル
ジャンル:ヒューマン・ロマンス・コメディ

「幸せって、誰かに“愛されること”だけじゃないんだ。」
——この作品を観終えたとき、私はそんな言葉が自然と浮かびました。

『椿の花咲く頃』は、シングルマザーのトンベク(コン・ヒョジン)が、
小さな町オンサンで息子を育てながら人生をもう一度やり直していく物語。
設定だけ聞くと重たそうですが、実際は温かい笑いと人間味あふれるユーモアで満ちています。

とにかくこの町の人たちが、愛おしい。
お節介で口が悪いのに、根は誰よりも優しい。
毎回クスッと笑って、気づけばじんわり泣いている。
このドラマは、「笑いながら心を癒す」という韓国コメディの真髄を、最も丁寧に描いた作品です。

主演のコン・ヒョジンさんは、まさに“リアルな女性”そのもの。
恋に臆病で、不器用で、でも息子の前では最強。
そのひたむきな姿が本当に美しくて、私は何度も胸が熱くなりました。
カン・ハヌル演じる警察官ヨンシクの純朴さも最高で、「愛されるより、信じ合う」というメッセージを体現してくれています。

“人を笑わせること”は、“人を信じること”。
——このドラマは、その真実を静かに教えてくれる。

実はこの作品、韓国国内で視聴率23%を超える社会現象となりました。
犯罪サスペンス要素もさりげなく織り交ぜながら、
母として、女性として、そして人としてどう生きるかをユーモラスに描いています。
その構成力と感情の振れ幅は、脚本賞を受賞したのも納得の完成度。

個人的には、トンベクが「私、幸せになってもいいの?」と呟くシーンが忘れられません。
あの一言には、母としての葛藤と、人間としての希望がすべて詰まっている。
——きっと誰もが、自分の人生を重ねてしまうはずです。

観終えたあと、私は心がふわっと軽くなりました。
笑いのあとに残る温もり。それこそが『椿の花咲く頃』の魔法です。
日々を頑張るすべての人に贈りたい、“人生を優しく包み込むコメディ”です。


4. ウ・ヨンウ弁護士は天才肌|笑顔の中に社会を映す、優しさの知的コメディ

配信:Netflix
主演:パク・ウンビン、カン・テオ、カン・ギヨン
ジャンル:ヒューマン・リーガル・コメディ

正直に言います。初めてこのドラマを観たとき、私は開始10分で泣きました。
でも、それは悲しみの涙ではなく、“優しさ”に触れた感動の涙でした。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、自閉スペクトラム症を持つ新人弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)が、
偏見や誤解にぶつかりながらも、自分らしい方法で正義を見つけていく物語。
と聞くと少し重そうに思うかもしれませんが、実際はユーモアと温もりに満ちた知的コメディです。

ヨンウの話し方は独特で、考え方も常識とは違う。
でもその“違い”こそが、世界を新しい角度から見せてくれる。
法廷での鋭い推理にハラハラしながらも、ふとした一言に心がじんわり温かくなる。
まるで、笑いの中に社会のリアルが優しく包まれているような感覚でした。

パク・ウンビンさんの演技は、まさに奇跡。
一つひとつの仕草、視線、間の取り方まですべてが計算されていて、
それでいてまったく不自然さがない。
彼女が演じるヨンウは、どんな場面でも真っすぐで、愛らしくて、誇り高い。
私は画面越しに何度も“拍手”したくなりました。

「笑いながら、社会を変える力を持つドラマ」——それが『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。

脚本も本当に素晴らしく、法廷シーンの緊張感と日常のゆるさのバランスが絶妙。
とくに、クジラの話が出るたびに笑いながらも、
「彼女にとっての世界の見え方」を自然に理解できるようになっていくんです。
これが、ただのコメディじゃない理由。

実際、放送当時は韓国だけでなく世界中で話題になり、社会的な意識改革を促したドラマとして評価されました。
Netflixのグローバルランキングでも上位を記録し、多様性をテーマにした韓ドラの新しい扉を開いた作品です。

観終わったあと、私はしばらくスマホを見られませんでした。
静かに余韻が広がって、「自分も誰かに優しくなりたい」と心から思えたから。
——このドラマの笑いは、“人を包み込む笑い”なんです。

もしあなたが今、「少し疲れたな」と感じているなら。
この作品を観てみてください。
きっと、笑顔の奥にある“希望”が、そっとあなたの心に届きます。


5. まぶしくて|時間と記憶をめぐる、涙のヒューマン・コメディ

配信:U-NEXT・Netflix
主演:ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク、キム・ヘジャ
ジャンル:ファンタジー・ヒューマン・コメディ

このドラマを一言で表すなら、まさに“時間の魔法”
笑っていたのに、気づけば涙が止まらない。
『まぶしくて』は、そんな感情のジェットコースターのような韓国コメディです。

主人公のヘジャ(ハン・ジミン/キム・ヘジャ)は、ある日、不思議な時計を拾います。
その時計を使えば時間を戻せる——でも、代償は“自分の老化”。
たった一度の選択で、彼女の人生は大きく狂っていきます。

最初はテンポの良いコメディタッチで、「あれ? ちょっと不思議で面白いな」と思って観ていました。
けれど中盤を過ぎる頃、私は完全にこの物語に心を奪われました。
「笑いながら、人生の残酷さを見つめさせる」という脚本の緻密さに鳥肌が立ったんです。

特に圧巻なのは、ベテラン女優キム・ヘジャさんの演技。
年老いたヘジャを演じる彼女のまなざしには、
「生きることは、失うこと」と「それでも愛すること」という二つの真実が同時に宿っています。
その表情の一つひとつが詩のようで、私は何度も再生を止めては涙を拭きました。

“笑いは光、涙は影。その両方があるからこそ、人生はまぶしい。”

ナム・ジュヒョクが演じる青年ジュナとの掛け合いも絶妙で、
甘く切ない恋のやりとりの中に、時間の残酷さと希望の儚さが滲みます。
二人のシーンはどこか夢のようで、観ているこちらの時間まで優しく止まってしまうような感覚でした。

そして最終回。
この作品を観た誰もが、きっと息を呑むと思います。
“そういうことだったのか”と全てがつながった瞬間、私は嗚咽してしまいました。
笑いの裏に潜む人間の記憶と愛の物語——それが『まぶしくて』です。

人生には、やり直せないことがたくさんあります。
でもこのドラマは、そんな私たちにこう語りかけてくれるんです。
「今、この瞬間を生きているあなたの時間こそ、何よりもまぶしい」と。

静かに笑えて、深く泣ける。
観終えたあと、自分の“今日”を大切にしたくなる。
——『まぶしくて』は、心の奥に永遠に残る“人生賛歌コメディ”です。


6. キム秘書はいったい、なぜ?|完璧すぎる上司と部下の恋に笑う、最強ラブコメ

配信:Netflix・U-NEXT・Amazon Prime Video
主演:パク・ソジュン、パク・ミニョン
ジャンル:ロマンティック・オフィス・コメディ

韓国ドラマ界で“ラブコメの金字塔”といえば、やっぱりこれ!
『キム秘書はいったい、なぜ?』は、完璧主義の副会長と、
そんな彼を9年間支えてきた敏腕秘書の恋を描いたオフィスラブコメです。

このドラマ、最初から最後までとにかくテンポが神。
セリフの一つひとつが小気味よく、二人の駆け引きに思わずニヤニヤ。
でもただの“オフィス恋愛”じゃないんです。
その裏には過去のトラウマと成長という、深いドラマ性がしっかり描かれています。

まず何よりも、パク・ソジュンのナルシスト演技が最高
「俺が完璧すぎて、世の中が追いつかない」なんて真顔で言い切る彼に、
「もう、そういうところが好きなんだよ!」とツッコミたくなります(笑)。
彼が一歩動くだけで画面が華やぐ、そのスター性は圧巻です。

そして、キム秘書を演じるパク・ミニョン。
知的で美しくて、でも時々見せるお茶目な表情がたまらない。
彼女の「完璧だけど人間らしい」魅力が、この作品をただの恋愛ドラマから
“働く女性の共感ラブストーリー”に押し上げています。

“恋は駆け引きじゃなく、素直になる勇気。”
——このドラマは、その一言を笑いとトキメキで教えてくれる。

私が特に好きなのは、二人がケンカしながらも“お互いの言葉”をちゃんと聞くところ。
強い人間同士が、少しずつ相手を理解していく姿は、まるで恋の成長記録。
笑いながらも、気づけば「恋っていいな」と素直に思えるんです。

そして中盤以降、徐々に明かされる二人の過去が物語を一気に深くします。
単なるラブコメの枠を超え、「傷を乗り越える愛」というテーマがしっかり描かれている。
私は最終話のラスト5分で、笑いながら泣いていました。

華やかで、スタイリッシュで、観ている間ずっと幸せな気分になれる。
『キム秘書はいったい、なぜ?』は、
「恋する楽しさ」を思い出させてくれる究極のラブコメです。
疲れた夜に観ると、心がとろけるように軽くなる——そんな魔法のような作品です。


7. 愛の不時着|運命のいたずらに泣いて笑う、世界が恋したロマンティック・コメディ

配信:Netflix
主演:ヒョンビン、ソン・イェジン
ジャンル:ロマンティック・ヒューマン・コメディ

このドラマを観て、恋に落ちなかった人なんているのでしょうか?
『愛の不時着』は、まさに韓国ドラマ史を塗り替えた伝説のラブコメ。
2020年に世界中で社会現象を巻き起こした、奇跡のような物語です。

ある日、韓国の財閥令嬢セリ(ソン・イェジン)がパラグライダー事故で北朝鮮に“不時着”。
そこで出会うのが、北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)。
……はい、もうこの時点でドラマチックすぎます(笑)。

けれど、単なる禁断の恋物語じゃないんです。
このドラマのすごさは、笑いと涙、そして社会の壁までも軽やかに越えてしまう脚本力にあります。
文化も価値観も違う二人が、少しずつ“心”で通じ合っていく過程が、もう美しすぎて息をのむ。

ヒョンビン演じるジョンヒョクの一言一言が、まるで詩のよう。
「あなたを守りたい」――このセリフに、何度心を持っていかれたことか。
強くて寡黙で、でも優しさが滲み出る。彼のまなざしには、すべての女性が夢見た“理想の愛”が詰まっています。

そしてソン・イェジン。彼女のセリは、華やかで自由奔放なのに、心の奥には孤独がある。
彼女が笑うたび、泣くたびに、そのギャップが痛いほど美しい。
この二人が出会った瞬間、「運命」という言葉が現実になるんです

“国が違っても、心はひとつ。”
——『愛の不時着』は、愛の原点を思い出させてくれる奇跡のコメディ。

コメディとしての完成度も驚くほど高く、北朝鮮兵士たちのチームが最高!
彼らの掛け合いはまるでホームコメディのようで、毎話ほっこり笑わせてくれる。
重くなりがちなテーマを“笑い”で優しく包む、この温度感が本当に絶妙なんです。

私が印象に残っているのは、セリが南へ戻る直前のあの瞬間。
画面の中の風の音、静かな表情、そしてあふれ出る涙。
それは、国や立場を越えて「人として愛する」ことの尊さを、確かに教えてくれました。

そしてエンディング。涙と幸福が同時に溢れるあの結末は、今思い出しても胸が熱くなります。
笑って泣いて、そして生きる希望をもらえる。
『愛の不時着』は、世界が恋した“愛と平和のコメディ”です。

観終えたあと、きっとあなたもこう呟くはず。
「私も、誰かの心に不時着したい」と。


8. ウラチャチャ My Love|ドタバタなのに心がほぐれる、青春ホームコメディ

配信:Netflix・U-NEXT
主演:キム・ジョンヒョン、イ・イギョン、ソン・スンウォン
ジャンル:青春・ホーム・コメディ

一言で言うなら、「笑いのカオス」
でも、そのカオスの中に不思議と“人生の優しさ”が詰まっているんです。
『ウラチャチャ My Love』(原題:ウラチャチャ ワイキキ)は、
笑って、転んで、また立ち上がる——そんな“人間くさい青春”を描いたホームコメディです。

物語の舞台は、潰れかけのゲストハウス「ワイキキ」。
映画監督を夢見るドング(キム・ジョンヒョン)を中心に、売れない俳優、駆け出しのライター、
そして突然現れた赤ちゃん……と、もう最初からツッコミどころ満載(笑)。
でもこのカオスが最高なんです!

笑いのセンスがとにかく抜群で、テンポも早い!
「そんなことある!?」と叫びたくなるシーンの連続なのに、
どこか愛おしくて、観ているうちに登場人物たちが家族みたいに思えてくる。
“笑いで絆を描く”、これこそ韓国ホームコメディの真骨頂です。

主演のキム・ジョンヒョンは、真顔でボケ倒すタイプのコメディセンスが天才的
シリアス顔でとんでもないことを言うから、笑いがじわじわくるんです(笑)。
それに、イ・イギョンの体を張ったギャグや、ソン・スンウォンの絶妙な間も絶品。
この3人のトリオ感が、もう“青春の爆発”そのもの。

“人生って、真面目に生きても、結局ドタバタ。”
——でも、それを笑い飛ばせる仲間がいれば大丈夫。

私がこのドラマを好きな理由は、どんな失敗も「笑い」に変わる空気感にあります。
夢が叶わなくても、恋がうまくいかなくても、最後は笑ってご飯を食べてる。
それだけで、なんだか人生って悪くないなって思えるんです。

そして、ゲストハウスという「家族未満・友達以上」の空間が生み出すあたたかさ。
血のつながりがなくても、人はちゃんと支え合えるんだと教えてくれる。
笑いながら、心がじんわり温かくなる——この感覚がたまらないんです。

観終えたあと、私は心がぽかぽかして眠れませんでした。
ドタバタな毎日の中にも、こんな幸せがある。
『ウラチャチャ My Love』は、「笑って生きよう」と背中を押してくれる青春応援コメディです。


9. ミセン-未生-|笑いと涙で働く現実を描く、共感度100%のオフィスドラマ

配信:U-NEXT・Netflix
主演:イム・シワン、イ・ソンミン、カン・ソラ
ジャンル:ヒューマン・オフィス・コメディ

社会人なら、一度はこのタイトルを聞いたことがあるはず。
『ミセン-未生-』は、韓国ドラマ史上もっともリアルで、もっとも胸に刺さる“仕事の物語”です。
だけど決して堅苦しくない。
むしろ笑えて、泣けて、励まされる――そんな奇跡のオフィスコメディなんです。

物語の主人公は、プロ棋士の夢に破れ、社会に出た青年チャン・グレ(イム・シワン)。
彼が大企業のインターンとして働きながら、厳しい現実にぶつかり、
それでも人とのつながりの中で成長していく姿が描かれます。

私は初めてこの作品を観たとき、開始30分で“胃が痛く”なりました(笑)。
会議での沈黙、上司のプレッシャー、空気を読む疲れ……あまりにもリアル!
でも同時に、そんな“現実”をユーモアで描く脚本に、深い温かさを感じたんです。

たとえば、チャン・グレが小さな成功を掴む瞬間。
たったそれだけのことなのに、思わず涙が出る。
それは、この作品が「努力する人間の尊さ」を笑いの中で描いているから。
私も思わず、「そうそう、仕事ってこういうこと!」と画面に向かってうなずいていました。

イム・シワンの繊細な演技は圧巻です。
不器用だけど誠実、臆病だけどまっすぐ。
彼の“無言の演技”には、台詞以上の真実があります。
そして、上司オ・サンシク役のイ・ソンミンがまた最高
厳しさの裏にある愛情が滲み出ていて、何度も泣かされました。

“笑って、泣いて、それでも明日も出社する。”
——この一言に、『ミセン』のすべてが詰まっている。

脚本の完成度もすばらしく、仕事=人生の縮図として描くバランスが見事。
それでいて、職場の人間関係や恋模様にも笑いがあって、まったく重くならない。
韓国ならではの「チームの絆」や「世代間ギャップ」もリアルに描かれ、社会派ドラマの枠を超えた“共感の嵐”です。

実は、私が韓国で脚本家に取材した際、「このドラマは社会へのラブレターなんです」と言われたことがあります。
——なるほど、確かに。
『ミセン』は、働くことに疲れた私たちへの応援状なんです。

観終わるころには、きっと自分の仕事机に少しだけ誇りを感じられるはず。
笑いながらも背筋が伸びる、そんな作品に出会えるのは滅多にありません。
『ミセン-未生-』は、「働く」を再発見するための最高のオフィスコメディです。


10. 応答せよ1988|笑って泣ける青春と家族の時間、永遠に色あせないホームコメディ

配信:Netflix・U-NEXT
主演:ヘリ(Girl’s Day)、パク・ボゴム、リュ・ジュンヨル、コ・ギョンピョ
ジャンル:青春・家族・ヒューマンコメディ

もし、あの頃にもう一度戻れるなら——あなたは誰に会いたいですか?
『応答せよ1988』は、そんな“懐かしさ”と“愛しさ”で心を包み込む、奇跡のホームコメディです。

舞台は1988年、ソウル・サンムンドンの小さな町。
同じ路地に暮らす5人の幼なじみと、その家族たちの笑いと涙の日々が描かれます。
スマホもSNSもなかった時代、「人と人がちゃんと向き合って生きていた頃」の温もりがそこにはあります。

最初はとにかく笑えるんです。
家族全員が集まってご飯を食べて、どうでもいいことでケンカして、すぐ仲直りして。
「そうそう、こういう空気、懐かしい!」と何度も声を出して笑いました。
でも気づけば、いつの間にか泣いてるんですよね。

この作品のすごさは、“笑いの裏に人生の真実がある”こと。
子どもたちの恋や友情だけじゃなく、親たちの想い、世代のすれ違い、貧しさや不安までも優しく包み込む。
まるで、人生そのものをギュッと詰め込んだようなドラマです。

特に印象的なのは、ドクソン(ヘリ)の家族のシーン。
お母さんが誰にも言えず涙を流す場面で、私も一緒に泣きました。
“母親の静かな強さ”を、あんなにリアルに、でも愛情深く描いたドラマは他にありません。

そして、パク・ボゴムとリュ・ジュンヨル。
恋の三角関係に毎回ドキドキしながら、「誰を応援すればいいの〜!?」と叫んでいました(笑)。
恋愛のときめきも友情の尊さも、全部“あの時代の空気”がやさしく包み込んでくれるんです。

“笑いながら、人生を思い出す。”
——それが『応答せよ1988』というドラマの奇跡。

撮影当時、脚本家のイ・ウジョン氏は「この物語はノスタルジーではなく、“今を生きる人への手紙”」と語っていました。
その言葉を聞いて、私は深くうなずきました。
だって、このドラマを観て泣くのは“昔を懐かしむから”じゃない。
「今という時間を大切にしよう」と気づかせてくれるからなんです。

観終えたあと、私はすぐに実家に電話しました。
「お母さん、元気?」——それだけの言葉に、涙が込み上げてきて。
『応答せよ1988』は、そんなふうに“心の距離”をそっと近づけてくれるドラマです。

笑いながら癒されて、泣きながら愛しくなる。
そして最後には、自分の人生まで少し優しく見つめられる。
この作品は、“韓国コメディの宝石”であり、“人生のアルバム”です。


11. マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜|笑いと静かな涙で心を包むヒューマン・コメディ

配信:Netflix・U-NEXT・Amazon Prime Video
主演:イ・ソンギュン、IU(イ・ジウン)
ジャンル:ヒューマン・社会派・コメディ

“人生って、こんなにも重くて、それでも優しいものなんだ。”
初めてこの作品を観終えたとき、私はしばらく何も言葉が出ませんでした。
『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』は、静かで穏やかに、でも確実に心を震わせてくるヒューマン・コメディです。

物語は、どこにでもいそうな中年サラリーマン、パク・ドンフン(イ・ソンギュン)と、
孤独な若い女性ジアン(IU)が出会うところから始まります。
二人は年齢も立場も全く違うけれど、どちらも「生きること」に疲れ切っていた。
そんな二人が、言葉少なに心を寄せ合っていく様子が、たまらなく美しいんです

このドラマ、テンポは決して早くないんです。
でも、その“間”のひとつひとつに意味がある。
笑いは小さく、でも深く染みていく。
人の優しさや痛みを、まるで日向のぬくもりみたいにじんわりと感じさせてくれるんです。

IUの演技、正直に言って圧巻です。
これまで見せてきた明るいイメージを完全に脱ぎ捨て、
孤独と絶望を抱えたジアンをリアルに、でもどこか希望を感じさせる存在として演じています。
無表情の奥にある感情が一瞬こぼれるとき、私は息を呑みました。

そしてイ・ソンギュン。
彼が演じるドンフンの“静かな優しさ”は、もはや人間の奇跡。
怒鳴ることも泣くこともないのに、目だけで「あなたを救いたい」と語っている。
この二人の関係は恋でも友情でもなく、もっと深い、「魂が触れる関係」なんです。

“人を救うのは、大きな愛じゃない。
ただ、そっと隣にいること。”

社会の中で生きる苦しさ、誰にも言えない孤独、そして「笑うことを忘れた」大人たち。
このドラマは、それらを否定せずに優しく包み込みます。
時折挟まれる会社でのブラックユーモアや兄弟たちのコメディシーンが、重さを救ってくれる。
「笑い」と「痛み」のバランスが、まさに完璧なんです。

撮影現場でIUが実際に語った言葉が、今も忘れられません。
「ジアンを演じながら、自分が“生かされている”と感じました。」
この作品は、演者にとっても観る人にとっても、“生きることの意味”をもう一度見つめ直させてくれる作品なんです。

観終えたあと、心が不思議と軽くなります。
泣いても、笑っても、また明日を生きていけそうな気がする。
『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』は、
「静かな癒し」で人生を照らしてくれる最高のヒューマン・コメディです。


12. トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜|笑いと涙、そして永遠を描くファンタジー・ロマンコメディ

配信:Netflix・U-NEXT・Amazon Prime Video
主演:コン・ユ、キム・ゴウン、イ・ドンウク、ユ・インナ
ジャンル:ファンタジー・ロマンス・コメディ

初めて『トッケビ』を観た夜、私は静かに泣きました。
でもそれは悲しみの涙じゃない。
「こんなにも美しく、人生を肯定する愛があるのか」という感動の涙でした。

この物語は、永遠の命を生きる“トッケビ(鬼)”キム・シン(コン・ユ)と、
彼の運命の花嫁ジウンタク(キム・ゴウン)が出会うところから始まります。
一見ファンタジーなのに、どこか現実の心に深く刺さる。
笑いながら泣いて、泣きながら笑う――このドラマは、まさに“感情の嵐”なんです。

まず、コン・ユの存在感が神レベル
千年を生きてきた男の孤独を、一瞬のまなざしで語ってしまう。
強さと優しさ、寂しさとユーモア。
あんなに完璧な“トッケビ”がこの世に存在するなんて……と思わず息をのみました。

そして、キム・ゴウン。
彼女の演じるウンタクは、明るくて、健気で、でも芯が強い。
“運命の相手”なんてベタな設定なのに、
彼女の笑顔があるだけで、すべてがリアルに感じられる。
ふたりの掛け合いはコメディそのもので、セリフのひとつひとつにキュンとさせられます。

“この人生が一度きりでも、あなたに出会えたなら、それでいい。”
——それが『トッケビ』のすべて。

ストーリーは壮大なのに、描かれているのはとても人間的な感情。
「誰かを想う」「別れを受け入れる」「それでも生きる」。
そのすべてが、美しい映像と音楽で繊細に描かれています。
OST(挿入歌)を聴くだけで、今でも涙が出そうになるのは私だけじゃないはず。

笑いのセンスも抜群で、死神(イ・ドンウク)との同居シーンは神回の連続(笑)。
シリアスなテーマの中に、ふとしたユーモアが絶妙に挟まれている。
この“泣き笑いの呼吸”こそが、韓国コメディの美学なんです。

そして、最終話。
あの結末を観たとき、私は静かに深呼吸しました。
切なくて、でも不思議と温かい。
“永遠”って、こういうことなんだなって。
観るたびに、人生そのものを優しく抱きしめられるような気がします。

『トッケビ』は、恋愛ドラマを超えた「人生賛歌」です。
誰かを大切に想うこと、別れを恐れずに愛すること、そして今日を生きること。
そのすべてが、このドラマの中にあります。

観終えたあと、夜風の中でふと思いました。
「もしかしたら、私たちも誰かの“トッケビ”になれるのかもしれない。」
——そんな風に思わせてくれる作品って、なかなかありません。

笑って泣いて、そして心が静かに光る。
『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』は、“人生に一度は観るべきファンタジー・コメディ”です。


13. 検事プリンセス|キラキラ女子が正義を学ぶ、痛快お仕事コメディ

配信:U-NEXT・Netflix
主演:キム・ソヨン、パク・シフ
ジャンル:ロマンティック・リーガル・コメディ

「正義? そんなの私のバッグより高いの?」——そんなセリフから始まる、超キュートで痛快な物語。
『検事プリンセス』は、ファッションと笑い、そして人間ドラマを完璧に融合させた、お仕事ラブコメの傑作です。

主人公マ・ヘリ(キム・ソヨン)は、超お嬢様でブランド大好き。
そんな彼女が、ひょんなことから検事になってしまうところから物語がスタート。
最初は“ポンコツお姫様”そのもの。書類よりもネイルが大事で、上司を怒らせてばかり(笑)。
でもこのドラマの面白さは、そこからの成長のカタルシスにあります。

どんなに失敗しても、諦めない。
笑われても、立ち上がる。
ヘリが正義とは何かを自分の目で学んでいく姿は、観るたびに胸を打ちます。
そして、彼女の周囲に現れる謎めいた弁護士ソ・イヌ(パク・シフ)との恋の駆け引きが……もう最高すぎて息が止まる!

パク・シフの“微笑みの魔力”はここでも健在。
最初はただのプレイボーイかと思いきや、実は深い過去を抱えている。
そのギャップがずるいんです!
彼の視線ひとつで空気が変わる、まさに“大人のラブコメ”の極みです。

“笑いながら強くなる”
——『検事プリンセス』は、すべての働く女性へのエール。

この作品が素晴らしいのは、コメディでありながら社会派でもあるところ。
「権力」「正義」「ジェンダー」などのテーマを、笑いとおしゃれで軽やかに包み込みながら描いているんです。
脚本のセンスが本当に見事で、セリフの一つひとつに“ウィットと真心”が詰まっています。

そして、キム・ソヨンの演技力。
最初はド天然でわがままなヒロインが、
やがて“誰かを守るために戦う女性”へと変わっていく過程は圧巻
その変化に共感しすぎて、私は何度も彼女を応援しながら泣いていました。

ラストに近づくほど、笑いと涙が混ざり合い、観る者すべての心を温めてくれます。
『検事プリンセス』は、可愛いだけじゃない。
強くて、まっすぐで、そしてちょっと不器用な“女性の成長物語”。

観終えたあと、私は鏡を見て小さくつぶやきました。
「よし、私も明日もう一回がんばろう。」
——そう思わせてくれるラブコメって、最高だと思いませんか?

笑って、キュンとして、最後には自分を少し好きになれる。
『検事プリンセス』は、2025年に観ても色あせない“最強ガールズ・コメディ”です。


14. 賢い医師生活|笑いと涙と音楽が紡ぐ、人生のやさしい物語

配信:Netflix
主演:チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド
ジャンル:ヒューマン・医療・群像コメディ

「生きることは、誰かを想うこと。」
初めて『賢い医師生活』を観たとき、私はこの言葉を実感しました。
手術室の緊張、食堂での笑い、バンド演奏のシーン。
すべてが愛おしくて、どこを切り取っても“人生そのもの”なんです。

この作品の主人公は、医師として働く5人の仲間たち。
学生時代からの友情をそのままに、同じ病院で日々を過ごす彼らの姿を通して、
「命」「家族」「友情」「恋」といった人生のテーマが、笑いと涙の中で丁寧に描かれています

他の医療ドラマのような劇的な展開ではなく、日常の中の小さな奇跡が積み重なっていくのが『賢い医師生活』の魅力。
それなのに、なぜこんなにも胸が熱くなるのか。
それはきっと、このドラマが“命を扱う人たちのリアル”を、笑いで包んでいるからです。

チョ・ジョンソク演じるイクジュンのユーモアはまさに天才的
シリアスな現場でもふっと笑わせてくれる存在で、彼の一言があるだけで空気が柔らかくなる。
そして、ユ・ヨンソク演じるジョンウォンの優しさには何度も涙がこぼれました。
患者だけでなく、仲間にも“祈るように優しい”彼の姿は、このドラマの“心”そのものです。

そして忘れられないのが、バンドの演奏シーン
5人が忙しい合間を縫って集まり、昔のように笑いながら楽器を手に取る。
音楽が流れた瞬間、病院の冷たい空気がふっとあたたかくなる。
まるで、人生に音楽という“心の灯り”がともるような感覚です。

“誰かのために笑って、誰かのために泣ける。
それだけで人生は十分、美しい。”

このドラマの脚本家は『応答せよ1988』のイ・ウジョン氏
だからこそ、笑いと涙のバランス、日常の尊さの描き方が絶妙なんです。
何気ない会話のひとつひとつが宝石のように光り、観る人の心を静かに癒してくれます。

私が特に心を打たれたのは、看護師たちとのシーン。
“医者だけが主役じゃない”というこのドラマの姿勢に、深い愛とリスペクトを感じました。
笑いの裏にある優しさ、命のそばで生きる人たちの強さ。
そのすべてが観る者の心をそっと包み込みます。

観終わったあと、私は自然と笑っていました。
ああ、人生って悪くないなって。
『賢い医師生活』は、“心の処方箋”のようなヒューマン・コメディです。
疲れた夜に、あなたの心をそっと癒してくれる一本です。


15. Tastefully Yours(당신의 맛)|“愛の味”は一瞬じゃなく、じんわり沁みる大人のロマンティック・コメディ

配信:ENA・Genie TV(韓国)/Netflix(日本ほか一部地域)
主演:カン・ハヌル、ゴ・ミンシ、キム・シンロク、ユ・スビン
ジャンル:ロマンティック・ヒューマン・コメディ

恋の味って、甘いだけじゃない。
時には少し苦くて、酸っぱくて、でも不思議と忘れられない。
『Tastefully Yours(당신의 맛)』は、まさにそんな“大人の恋の後味”を描いた、2025年最高のロマンティック・コメディです。

物語の主人公は、レストランを営むシェフのソ・ジュノ(カン・ハヌル)と、
フードコンサルタントとして転職してきたハン・ユジン(ゴ・ミンシ)。
仕事でも人生でも「自分らしい味」を探し続ける二人が、
ぶつかり合いながらも、少しずつ心を通わせていく物語です。

最初はまるで油と水。
完璧主義で職人気質なジュノに、ユジンは真正面から反論。
二人のケンカがとにかくテンポよくて、観ているこっちはニヤニヤが止まらない(笑)。
でもその笑いの裏には、「傷ついた過去をどう癒すか」という深いテーマが流れています。

カン・ハヌルの演技はまさに絶品。
無愛想なのに優しい、ぶっきらぼうなのに温かい。
一見無表情なのに、目だけで“愛してる”と伝わる。
そしてゴ・ミンシの自然体な魅力が、本作を柔らかく包み込んでいます。
彼女の笑い方には、人を解かす力がある。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくその過程が、本当に丁寧で、リアルで、愛しい。

“愛は、派手な花火じゃない。
毎日少しずつ、心の奥で熟していく味。”

このドラマの魅力は、恋愛だけではありません。
料理というテーマを通して、「生きること=味わうこと」という哲学が全編に流れています。
料理の音、スパイスの香り、テーブルに灯る光――。
そのひとつひとつが、まるで人生のメタファーのように美しい。

映像美も抜群で、韓国・全羅南道のロケーションが息を呑むほど美しい
ワインのグラスに反射する光、夜のキッチンに漂う湯気。
まるで1本の映画を観ているような質感で、“生活の中にあるロマンス”を見事に描いています。

そして終盤。
ユジンがつぶやく「料理も恋も、焦らないほうが美味しいの」という言葉が、
この作品のすべてを物語っています。
恋愛を“走るもの”ではなく、“熟すもの”として描いたこのドラマは、
まさに2025年の大人の恋の教科書。

観終えたあと、胸の奥がじんわり温かくなりました。
甘くて、ほろ苦くて、ちょっと切ない。
でもそのすべてが、“今の自分の味”として愛おしい。
『Tastefully Yours』は、そんなふうに人生の酸いも甘いも笑い飛ばせる名作です。

2025年、あなたが一番“やさしく酔える”韓国ドラマ。
それがこの作品です。


エピローグ:笑って泣いて、私たちは今日も生きていく


ここまで読んでくださったあなたへ。
本当に、ありがとうございます。

この記事で紹介した15本の韓国コメディドラマ。
そのどれもが、ただ“面白い”だけの作品ではありません。
そこには、「人を笑わせる優しさ」と「生きることの切なさ」が、確かに息づいています。

私はこれまで3,000話以上の韓国ドラマを観てきましたが、
笑いながら泣ける作品ほど、人の心を癒すものはないと感じます。
コメディという形で人生を描くことは、実は一番勇気がいる。
なぜなら“笑い”は、悲しみを知る人にしか作れないからです。

どの作品にも、忘れられないセリフがあります。
どのキャラクターにも、私たちのどこかの姿が映っています。
そして、そのたびに私は思うんです。
——ドラマは人生を映す鏡だと。

日々の仕事に疲れても、恋に傷ついても、未来が見えなくても。
一話の中で誰かが笑ってくれるだけで、少し前を向ける。
そんな“癒しと再生”の力を、韓国コメディは持っています

もし今、あなたが何かに悩んでいるなら。
今日紹介したドラマの中から、ピンとくる一本を観てみてください。
もしかしたら、その中にあなたの人生を照らすセリフが隠れているかもしれません。

“笑うことは、生きること。”
韓国ドラマの世界は、いつだってその真実を静かに教えてくれます。

これからも、ドラマは私たちの隣で寄り添い続けてくれる。
そして私もまた、その物語たちを言葉で紡ぎながら、あなたの心に笑顔を届けたい。
だって——笑うことは、希望のはじまりだから。

どうぞ、今日もドラマと一緒に、あなたらしい時間を過ごしてくださいね。
そしてまたどこかで、“心に残る物語”を一緒に語り合いましょう。

韓国ドラマ評論家・佐藤美咲


配信サービス別・視聴リンクまとめ【2025年最新版】

ここまで読んで「このドラマ観たい!」と思ったあなたへ。
各配信サービスで視聴できる作品を、わかりやすくまとめました。
笑って泣ける名作を、ぜひ今夜のリストに加えてくださいね。

配信サービス主な作品ラインナップ公式サイト
Netflixトッケビ/愛の不時着/ウ・ヨンウ弁護士は天才肌/ヴィンチェンツォ/賢い医師生活 ほかNetflix公式サイト
U-NEXT哲仁王后/検事プリンセス/ミセン-未生-/まぶしくて/応答せよ1988 ほかU-NEXT公式サイト
Amazon Prime Videoキム秘書はいったい、なぜ?/マイ・ディア・ミスター/哲仁王后 ほかAmazon Prime Video公式サイト
Disney+恋人/ムービング/ビジランテ など2025年注目新作も続々配信中!Disney+公式サイト
Huluウラチャチャ My Love/賢い医師生活/応答せよシリーズ ほかHulu公式サイト

※配信状況は2025年10月時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

笑って、泣いて、心があたたかくなる——。
今夜、あなたの“お気に入りの一本”に出会えますように。


俳優女優
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